5000形の車両
1995(平成7)年10月14日に2000形の老朽化&遅刻防止の目的で5000形が運行を開始しました。1999(平成11)年までに17編成×6両編成で103両登場しました。2009年から2011年にかけてホームドア設置の関係で3000形から新5000形に置き換えました(518編成~520編成の3編成登場)。最終的には、20編成×6両で120両となりました。
5000形は北海道で唯一の4ドアです。なぜ、5000形は1両4ドアかというと、南北線は230%以上の乗車率でした。2000形・3000形は1両2ドア×8両の16ドアしかなく、乗り降りに時間がかかり(特にさっぽろと大通)、その結果遅れが発生してしまいました。それを改善するために、ホームを長くする考えもありました。しかし、麻生駅や大通駅などのホーム両端に改札口へ行く階段がある駅が一部存在したため、ホームを長くすることはできませんでした。そこで、JR東日本の山手線などの多扉車のように、南北線も多扉車にしないかという方法が出て、結果採用しました。1両4ドアの6両編成にすることになりました。1編成24ドアになったので、8ドア増えました。(その理由の答えは_部分です。)
5000形の特徴を簡単に紹介すると、座席はロングシートで、専用席は青色、普通の席は茶色となっています。5000形の導入から車いすスペースを確保するようになりました(これら2つは8000形も同じ柄となっています)。また、『真駒内方面は先頭車、麻生方面は一番後ろの車両』に「女性と子どもの安心車両」が導入しています。これは、女性や男児が利用専用になっていますが、あくまで任意で″必ず乗りなさい″という訳ではありません。時間帯も決まっており平日の始発便から午前9時までです。
518編成~520編成の3編成は、前面行き先表示は501~517編成と同じですが、車内はそれらの17編成と違い、液晶型での案内で日本語や英語・韓国語・中国語と外国人観光客にとっては分かりやすい案内だと思います。また、それだけではなく、通り過ぎた駅を薄くしたり、駅到着に近づくとどちらのドアが開くかを大きな文字で案内するので、LCD化はとても分かりやすい案内をしていると思います。これが新5000形の特徴です。
2018年2月に、504編成がフルカラーに更新し運用開始しました。何がフルカラーに更新したかというと、行き先表示は日本語と英語と交互に表示するようになり、星マークも追加しました。車内の電光掲示板は日本語と英語に加え中国語や韓国語も表示されるようになり、星マークも追加しました。さらに、通過した駅や到着しない駅を薄くするようになり、乗り間違えが減るかと思います。501編成~517編成の17編成が2023年度までにフルカラーに更新します。518~520編成は先ほど紹介した通り車内が液晶型なので、更新するとしたら行き先表示だけ更新するでしょう。
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