8000形の車両
8000形は5000形に元次いで製造し、1999年2月25日に琴以⇔宮の沢間延伸して開業するに伴い登場しました。開業前の1998年8月18日に825編成と826編成の2編成が登場しました(8100-8200-8300-8400-8600-8800-8900)。825編成と826編成は8000形のみの製造なので、8000形編成増備車と呼びます。
5000形に元次いで製造したとはいえ、顔や車両数・ドア数・警笛が違います。それぞれ簡単に紹介します。
顔は、5000形が四角になっている顔、8000形は丸い形の顔でかわいいという方もいる様です。
車両数は、5000形は6両編成、8000形は7両編成です。5000形はホームの長さを考えると7両編成以上はならないでしょう。8000形は琴以⇔新さっぽろ間は9両編成に対応していますが、宮の沢と発寒南駅は8両編成まで対応していますが、9両編成には対応していないので、9両編成にするためには、それら2つの駅のホームを長くしないといけません。
ドア数は、5000形は1両4ドア、8000形は1両3ドアです。5000形は北海道で唯一の4ドアです。
警笛は、5000形は6000形などと同様に空気警笛、8000形は電子警笛です。ちなみに、9000形も電子警笛です。8000形はペダルを強く踏むと電子音がなる同様に空気笛もなります。
話は1998年に戻り、8000形が運用開始後に、6000形を8000形と同様に7両化にするために8300形を製造し6000形に連結することとしました。しかし、それが半年かかったため、6両編成と7両編成が混じりました。6両編成の6000形は1~18番の乗車囗・7両編成の8000形は1~21番の乗車口と、1両あいているため、6000形が到着する場合は、『1番から18番の乗車囗でお待ちください』という案内をしていたそうです。
2002年から2008年にかけて、8000形22編成を導入しました。2008年9月1日から東西線では18年ぶりのATO運転(自動運転)が始まりました。
8000形の特徴を簡単に紹介すると、座席はロングシートで、専用席は青色、普通の席は茶色となっています。5000形の導入から車いすスペースを確保するようになりました。また、『新さっぽろ方面と宮の沢方面共通の4両目』に「女性と子どもの安心車両」が導入しています。これは、女性や男児が利用専用になっていますが、あくまで任意で″必ず乗りなさい″という訳ではありません。時間帯も決まっており平日の始発便から午前9時までです。これらは南北線と同様です。
車内の塗装は化粧版、外はライン・ドアの色はオレンジ色です。車両と車両の間へ転落防止のため外幌がついていましたが、ホームドアが設置したため、今は外幌がついていないものと思われます。
2019年9月に、825編成がフルカラーに更新し運用開始しました。南北線と同様に行き先表示は日本語と英語と交互に表示するようになりましたが、東西線は札幌市時計台のマークを追加しました(南北線は星のマークです)。車内の電光掲示板は日本語と英語に加え中国語や韓国語も表示されるようになり、時計台のマークも追加しました。さらに、通過した駅や到着しない駅を薄くするようになり、乗り間違えが減るかと思います。8000形全編成は2023年度までにフルカラーに更新します。
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